On Multiple Realities

いろいろ書きます

St. Gallen Week 2

登録完了

大学のほうの登録も完了し、アカウントが発行された。これでeduroamが使えるようになり、図書館と大学関係施設ではだいたいネットがつながるようになった。
また、大学のアカウントを使って本を取り寄せることもできるようだ。チューリッヒから取り寄せる必要のある本が1冊あるので、近々使ってみようと思う。

 

所属機関について

所属機関の正式名称はSeminar für Soziologie, School of Humanities and Social Sciencesとなっている。School of Humanities and Social Sciences (SHSS)には社会学言語学政治学・地域研究などが含まれており、同じフロアにまとめられている。なので、オフィスで顔を合わせる人はほとんどが他の専門領域の研究者だ。
いつも隣の席で作業をしている人はロシア出身で、政治学が専門らしい。

ザンクト・ガレン大学には社会学を研究している人はあまり多くない。ビジネススクールとして有名な大学なので、経営学方面の学生が多く、授業もそれらの領域の学生を相手に社会学を教えるという形になることが多いようである。社会学ということであればコンスタンツ大学やチューリッヒ大学のほうが規模が大きいので、そちらに行く人が多いようである。

ちなみにUniversität St.Gallenの略称として使われるのはHSGである。これはHandels-Hochschule St.Gallenの略称らしい。https://www.unisg.ch/en/universitaet/arbeitenanderhsg/hsgalsarbeitgeberin/einortderwissenschafft


そのようなわけで、日本の大学で想定されるような「社会学のゼミ」とか「社会学の研究会」のようなものは基本的に開かれていない。研究について議論したり研究発表したりする機会が定期的に与えられているわけではないので、自分からアポイントをとるなどしてやっていく必要がありそうだ。ドイツ語圏の大学のゼミの雰囲気というのも知りたかったが、無いものは致し方ない。

 

なお、所属している研究者の一覧はここで見られる。
https://www.unisg.ch/de/universitaet/schools/humanities-and-social-sciences/ueber-shss-fachbereiche-personen/soziologie/mitarbeitende?current=1

 

週末

2週目の週末はオフィスで作業した。ドイツ語圏なので基本的に日曜日に仕事をしている人はいない。オフィスに行っても誰もいないだろう…と思ったのだが、隣の机のロシア人が来ていて論文を書いていた。週明けが締め切りだからとのこと。
それ以外にも同じフロアに1人か2人ほどいるのを見かけた。研究者がハードワークなのはどこに行っても変わらないらしい。