On Multiple Realities

いろいろ書きます

St. Gallen Week 3-6

さぼりにさぼって3週間以上空いてしまった。少し疲れているので箇条書きで。

 

Week 3

・収集した論文を読み進めた。

・木曜日にThomas Eberle氏と面会。彼はここの大学の名誉教授で、私が最初にコンタクトを取った人物。1時間ほど研究について話をし、新刊情報なども仕入れたが、自分の研究についてはうまく説明できずに終了。ちょっとがっかり。

 

Week 4

・晴れている日を見つけてマイエンフェルト(Maienfeld)へ出かけた。ザンクト・ガレンからは電車で1時間半程度。マイエンフェルトは「アルプスの少女ハイジ」の舞台となった場所として知られており、日本人の観光客も多く訪れている。軽くハイキングするだけのつもりが、いつの間にか長い方のハイキングコースに入っており、最終的にハイキングコースの終点にある標高1111mの山小屋でご飯を食べた。往復4時間のハイキングとなった。

・スーパーで米を買ってきたので鍋を使って炊こうとしたのだが、大失敗。共用の鍋を思いっきり焦がしてしまい、いくら洗っても落ちない。重曹を買ってきて念入りに掃除したが、7割くらいしか焦げが落ちない。結局スーパーで買ってきた代わりの鍋を献上した。正直、この家のコンロは自分の家のコンロよりもかなり火が強く、料理するにはかなり使いにくい。

・自炊が全くうまくいかないので心が折れかけていたが、コンソメを買ってきて作ったポトフだけはうまくいった。この家のコンロには強火と超強火しか存在しないので、火加減の細やかな調節が必要な料理は作れないらしい。逆に、適当に具材を切って煮るだけのいい加減な料理は作りやすい。

 

Week 5

・週末に1泊2日でベルン(Bern)に出かけた。ベルンは中央スイスの都市で政治の中心地。旧市街が世界遺産になっている。スイス連邦には首都というものが存在しないが、ここが「いわゆる首都」ということになっている。ド真ん中なだけあって、多くの看板にはドイツ語とフランス語が両方書かれている。街中ではフランス語を話している人が結構いた。

・ベルン2日目、帰る前にインターラーケン(Interlaken)にまで足をのばした。インターラーケンはトゥーン湖とブリエンツ湖の間(Inter)に位置する小さな町で、アルプス方面に向かう人の拠点になっている。町の印象は「ザ・観光地」。山の方からパラシュートで飛んできた人が、中央広場の芝生の上にたくさん着地していた。インターラーケンから2時間ほど行くとユングフラウヨッホ駅に着く。ユングフラウはアルプスの有名な山だが、ユングフラウヨッホのほうは普通に電車に乗っていればいける。ヨーロッパ最高地点の駅で、行ってみたかったのだが今回は断念。

 

Week 6

・月曜日:コンスタンツ大学を訪問。昼頃にJeff Kochan氏と面会。彼はハイデガー哲学・科学哲学・科学知識の社会学が専門で、特に「科学の解釈学」の分野に詳しい。今回の滞在での自分のテーマが「社会科学認識論における現象学と解釈学の意義」といった感じなので、いろいろと勉強になった。そのあと午後は社会科学アーカイブを訪問し、Jochen Dreher氏と面会。自分の研究についてコメントをもらった。ついでにアーカイブ所蔵の資料をいくつかコピーして持ち帰った。トーマス・ルックマンの既刊の論文なのだが、かなり手に入りづらいものだったので貴重だ(内容的に貴重かどうかはまだ読んでないのでわからないが…)。

・火曜日:ザンクト・ガレンの街中で博士課程の院生と面会。5月にシュッツサークルで一度会っている人。最近はなかなか研究の時間がとれず大変なようだった。

・土曜日:ザンクト・ガレンにて、日本語を勉強中というスイス人と面会。今回は自分が日本語の練習相手という形になったが、タンデムしてもらえるならありがたい。

 

というわけで今週がかなり多忙でちょっと疲れている。