7月7日 メモ
以下メモ書き。
・ディルタイの生の哲学。思考によっては捉えきれないものであり、流れるものとしての生。
・生に接近するためには、「生の範疇」が重要である。生の範疇は、認識であるだけでなく、それ自体が生でもあるような、カテゴリーのことを指す。(日常的知識における類型とかを想定すればよいのか?)
・了解は、われわれが生きている時に常に世界に対して施していることである。了解は客観的精神によって根拠付けられている。(p.134にはあまり詳しい説明がなかった)
・体験
[その他]
・自分的に大事そうなのは『精神科学における歴史的世界の構成』に書いてありそう。:生、生の範疇、了解、体験、客観的精神による了解の根拠づけ等。
・客観的精神はディルタイがヘーゲルから受け継いでいる概念。ヘーゲルにおいては主観的精神ー客観的精神ー絶対的精神という発展こそが問題であったが、ディルタイは了解の問題として考える。ヘーゲルが絶対的精神に含めたものはディルタイにおいては客観的精神に含められる。(鏑木政彦 p.253以下)
ヴィルヘルム・ディルタイ―精神科学の生成と歴史的啓蒙の政治学
- 作者: 鏑木政彦
- 出版社/メーカー: 九州大学出版会
- 発売日: 2002/02
- メディア: 単行本
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